SDGs企業 メリット デメリット

 

SDGsに取り組むことで、企業は様々なメリットを得られますが、一方で、デメリットも考えられます。

では、どのようなSDGsのメリット・デメリットがあるのか、以下に簡単にまとめました。

SDGs 企業が取り組む場合のメリット

経済面に関して

  1. 売上・利益の向上
    社会/環境に関する問題を解決する新規事業への参入や新製品・サービスの開発を通じて、売上/利益アップ。
    また、SDGsの取り組みを通じて、社会(人)/環境に優しい会社であることが認められ、信用度が向上することで、売上/利益のアップが期待できます。
  2. コスト削減
    特に、環境負荷を減らすために、省資源・省エネを徹底して行うことで、コスト削減効果を期待できます。
    また、働きがいがあり、人間らしい職場を提供することで、社員の満足度向上により、社員の離職を防ぐことができます。そのため、社員の採用経費を抑えることができます。

環境面に関して

  1. エネルギー(電気、ガス)使用量削減
    電気・ガス、その他のエネルギー使用量を削減し、省エネ活動をすることで、環境負荷を減らすことができます。
  2. 水使用量削減
    現在よりも、さらに水の使用管理を徹底して行うことで、水の使用量を減らすことができます。
  3. 資源や廃棄物の使用量削減・再使用・再利用
    資源の3R(reduce(リデュース)、reuse(リユース)、recycle(リサイクル))を行うことで、資源を大切にする体制を作ることができます。
  4. 温室効果ガス(二酸化炭素/メタン/フロン)排出の削減
    二酸化炭素CO2・フロンなどの温室効果ガス排出を削減することで、気候変動・気候温暖化への負荷を削減することができます。

社会(および人)に関して

  1. 企業信用度のアップ
    社会や環境に優しい経営をすることを通じて、様々な利害関係者(社員、お客様、取引先、地域住民)などからの信用度をアップすることができます。
  2. 地域貢献ができる会社に
    事業の創出/消費の拡大/雇用創出/地域課題の解決/ボランティア/防災協力などを通じて、地域社会に貢献できます。
  3. 経営の方向性を正すことができる
    時代の潮流・社会の要求に合わせた経営をすることで、逸脱した不正行為や問題行動などを防ぐことができ、時代の求める経営ができるようになります。
  4. 社員のやる気/忠誠心向上
    社員の会社や仕事に対する満足度が高まり、仕事へのモチベーションが向上します。
    また、社員の会社に対する忠誠心(ロイヤリティ)が向上し、離職率を減らすことができます。
  5. 人材不足の解消
    働きがいがあり、人間らしい職場を提供することで、社員の離職率を減らすだけでなく、
    対外的に、良い職場環境であることをアピールすることができます。結果、人を採用することが以前よりも容易になり、人材不足を解消することができます。

以上がSDGsのメリットです。

SDGsに取り組めば、これらのすべてのメリットを得られるわけではありません。
また、取り組み内容によっては、他にもたくさんのメリットを得られるでしょう。

これだけ多くのメリットが有るのであれば、取り組む価値はあると思えませんか?

SDGsは、単なる社会貢献の一部だという考えをお持ちの方もいらっしゃるようですが、それだけでは、企業として、SDGsへの取り組みを積極的に行いたいという意欲をもてないかもしれません。

できれば、SDGsに取り組む限りは、社会・環境に寄与するだけでなく、「売上・利益」につながるSDGsを目指していただきたいです。そう考えることで、SDGsに取り組もうとする意欲を持ち続けられます。

実際、SDGsへの取り組みを新たなビジネスチャンスだと考え、社会・環境に貢献することで、自社の商品・サービスの売上アップにつながるような取り組みをしていただくことで、SDGsの取り組みを積極的に行えるようになり、しかも、会社を発展することができます。

プライスウォーターハウスクーパースの2015年調査によりますと、SDGsによってもたらされる市場機会は、世界中で、合計:年間1000兆円を超えるそうです。もちろん、市場機会を得られる=売上を伸ばせるチャンスは、大企業だけでなく、中小企業にだってあります。

SDGsを、社会貢献の一つとして捉えるだけでなく、会社の売上/利益を伸ばし、会社の価値を高める最高のチャンスだと思って、前向きに捉え、積極的に中小企業こそ取り組んでいきたいものです。

以上がSDGsのメリットです。

次にSDGsのデメリットについて、記載をいたします。

SDGs 企業が取り組む場合のデメリット

1.従業員に手間/負担がかかる

SDGsの取り組みが本業とつながっている場合を除き、多くの企業において、SDGsの取り組みは、日々の業務に加えて、新たな作業が発生します。

SDGsで会社の価値を高めようとするためには、SDGsの取り組みをするためのミーティングや作業に時間を割く必要があります。

実際には、中小企業の大半が人材不足で困っており、人が足りない中で業務を何とか継続していると思います。

最近は、中小企業にも働き方改革が求められ、労働時間を少なくする必要にも迫られています。人不足で、しかも、労働時間を減らすという状況で、新たに従業員へ負担をかけて、SDGsへの取り組みを行う時間を割くというのが難しいという企業も少なくないでしょう。

2.コストが発生する

SDGsの取り組み内容次第ですが、場合によっては、SDGs取り組みを推進するためにコストが発生することもありえます。
具体的には、新規事業への取り組みにかかる費用、環境に配慮した商品/製品購入によるコストアップ、社員向けの待遇改善費用、社員向けの教育研修費など。

全く費用をかけずに、SDGsを推進することは可能ですが、より大きく社会や環境に貢献するためには、ある程度の費用負担を考慮に入れる必要がありますが、それがデメリットと感じられる方も少なくないでしょう。

3.従業員のモチベーション低下になるかもしれない

SDGsの取り組み方は、企業によって、自由です。
SDGs17目標の中で、自分たちが取り組みたい項目だけに取り組めば、それでOKです。

企業によっては、社会貢献/環境貢献をするために、多大な負担をかけすぎる場合があります。

それはとても素晴らしいことであるのですが、大きな負担がかかりすぎると、社員にとっては、業務量が増えてしまい、場合によっては、会社への忠誠心が下がったり、仕事への意欲が下がってしまうこともありえます。

4.途中で挫折してしまうと、費用も時間も無駄になってしまう

SDGsがメイン業務と直結している場合は継続しやすいのですが、メイン業務とは離れている場合、どうしてもSDGsの活動が後回しになります。
その結果、「面倒」「手間」「忘れていた」「形だけで意味がない」などの理由で、途中で、SDGs取り組みをやめてしまい、挫折しやすくなります。

途中でやめてしまいますと、SDGs取り組みに使った費用や時間も無駄になってしまいます。

5.本業が疎かになる

経営者の中には、社会や環境に貢献することを過大に意識しすぎて、貢献活動に集中しようとする方もいらっしゃいます。
その理念・思考・行動はとても素晴らしいのですが、社会・環境への寄与に力を注ぎすぎることで、メインの売上/利益を得ている本業に割く時間が減ってしまい、結果的に、売上/利益が減少して、会社の事業運営に支障が出てしまうこともありえます。

事業運営に支障が出てしまうと、人もお金もSDGsに割くことができなくなり、結局、会社もSDGsも継続できなくなるということにもなりかねません。あくまでも、事業に支障のない範囲内で、SDGsに取り組むことが大切です。

以上がSDGsのデメリットです。

実際には、従業員への負担を減らし、、また、コストもなるべく低く抑えたり、発生しないようにし、なるべく、最小限の負担で、SDGsへの取り組みを開始することで、デメリットを大幅にへらすことができます。

SDGsに本気で取り組み、継続し、「社会/環境に貢献し、しかも、経済的にもメリットを得る!そして、会社の価値を高める」という思いを持ち続ければ、これらのデメリットをはるかに上回るぐらいのメリットを得られます。

SDGsのデメリットを気にしすぎるのではなく、メリットをしっかりと念頭において、素直に取り組めば、明るい会社の未来が待っています。

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